患者さんの権利と責務についてのご紹介 稲城市立病院では、患者さんと病院職員との信頼関係を築き、かつ、良質で開かれた医療を目指すことを目的として9項目にまとめた「患者さんの権利と責務」を制定しました。 患者さんの権利 患者さんは、どなたも、どのような病気の場合も、必要な医療を平等かつ公平に受けることができます 患者さんは、検査、治療、看護の内容および病状経過などについて、理解できる言葉で説明を受けることができます 患者さんは、十分な説明と情報を受け、納得のうえ自分の意志で医療を選ぶことができます 患者さんは、治療について他の医療機関に意見(セカンドオピニオン)を求めることができます 患者さんの、医療上および個人的な秘密は守られます 患者さんには、研究途上にある治療を受ける場合、治療内容について、前もって十分な説明がおこなわれます 患者さんには、人間としての尊厳を尊重されながら医療を受ける権利があります 患者さんの責務 患者さんは、正しい診断・治療を受けるため、ご自身の健康に関する情報を正確に提供する責務があります 患者さんは、お互いの療養生活を守るために定められた諸規則を守る責務があります 子ども患者の権利 稲城市立病院では、子どもの権利条約に基づいて、子どもたちの権利(生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利)を尊重します。 子どもの権利を守って病気に立ち向かうこと あなたは、一人の人間として4つの権利(生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利)が守られています。あなたの成長や発達を考えた医療を受けることが出来ます。病気に立ち向かって行くためには、患者さんのあなたと、あなたのご家族や、病院の医師、看護師などのスタッフが、協力していくことが大切です。 あなたのために病院がすること あなたは、どのような病気にかかったときでも、ほかの人と同じようによい医療を受けることができます。 あなたは、どのようなときでも、ひとりの人間として大切にされ、病院の人たちやご家族と力を合わせながら医療を受けることができます。 あなたは、病気のことや検査のこと、そして病気を治していく方法を、あなたがわかることばや絵などを使って、病院の人から教えてもらうことができます。 あなたは、病気のことや病気を治す方法について、十分な説明を受けたうえで、自分の考えや気持ちを病院の人やご家族に伝えることができます。 あなたは、わからないことや不安なことがあるときはいつでも、ご家族や病院の人たちに聞いたり、話したりすることができます。 あなたは、入院しているときでも、できるかぎりご家族と一緒に過ごすことができます。 あなたは、入院していても、勉強したり、遊んだりすることができます。 あなたは、病気の治し方や薬が効くかどうかなどの研究への協力を頼まれたときには、十分な説明を受けて、協力するかどうかを自分で決めることができます。やめたくなれば、いつでもそれをやめることができます。決めるときに、わからないことや不安なことがあればいつでも、ご家族や病院の人たちに聞いたり、話したりすることができます。 あなたの秘密は守られます。病院以外の人に広がることはありません。 あなたが守ってほしいこと あなたのからだや気持ちのことをできるだけくわしく病院の人たちに伝えてください。あなたの病気がよくなるために、大切なことです。 あなたは、わからないことや不安なことがあるときはいつでも、ご家族や病院の人たちに聞いたり、話したりしてください。 あなたとみんなが気持ちよく過ごすために、病院の約束を守ってください。 令和3年11月17日制定